才能(じぶん)の発見 - StrengthsFinder(ストレングス・ファインダー)
ストレングス・ファインダー
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
自分を良く知るためということで、ストレングス・ファインダーで自分の強みを診断してみた。やったのは数ヶ月前だけど。
ストレングス・ファインダーは人間の強みを34項目に分類していて、よくある性格診断のような質問を180問答えることで、その人の強みである上位5項目を見出す。
ここで言う才能、強み、資質とは、その人の人格や性格のようなものだ。真っ先に行う考え方、どこに楽しみを見出すのか、常に気にしている部分は何か、そのような人間の指向性だ。
どこぞの性格診断と形式は似たようなものだが、この性格診断を作り上げるために組織的に200万人に対してインタビューを行うことで、妥当性や信憑性を獲得している。
まず34の強みを示す。(五十音順)
- アレンジ Arranger
- 運命志向 Connectedness
- 回復志向 Restorative
- 学習欲 Learner
- 活発性 Activator
- 共感性 Empathy
- 競争性 Competition
- 規律性 Discipline
- 原点思考 Context
- 公平性 Fairness
- 個別化 Individualization
- コミュニケーション Communication
- 最上志向 Maximizer
- 自我 Significance
- 自己確信 Self-assurance
- 社交性 Woo
- 収集心 Input
- 指令性 Command
- 慎重さ Deliberative
- 信念 Belief
- 親密性 Relator
- 成長促進 Developer
- 責任感 Responsibility
- 戦略性 Strategic
- 達成欲 Achiever
- 着想 Ideation
- 調和性 Harmony
- 適応性 Adaptability
- 内省 Intellection
- 分析思考 Analytical
- 包含 Inclusiveness
- ポジティブ Positivity
- 未来志向 Futuristic
- 目標志向 Focus
いくつか説明なしではわかりにくい概念もあると思うが、これらがストレングス・ファインダーでの強みである。
私の結果
そして私の診断結果はと言うと
- 着想:ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方や、独特な発想
- 内省:考えることが好き
- 学習欲:学ぶ「プロセス」に心を惹かれます
- 戦略性:あらゆる選択肢から最終の目的に合った最善の道筋を発見する
- 個別化:ユニークな個性に興味を惹かれ、鋭く観察する
だった。一応順位も関係している。そのときの状態によっては多少の前後もあるようだが。被験者に2度診断を受けてもらって確認してもほとんど同じ結果が出てるようなので、一度受けたら変わることはないんだろう。
うーむ、私を知る人が観てどう思うか知らないが、私はこの結果に納得できる。特に「着想」には凝ってきたと思う。「内省」が2位だったのはなんだか嬉しい。あとは言われてみればそうだなあと思う。
私の結果を簡単に分析
少しだけ自分の結果を分析してみよう。
http://www.cge.nagasaki-u.ac.jp/human-env/data/strengthsfinder
上記PDFによると、34の資質は4つの分野に大きく分けられるらしい。
- 関係資質群:人と、どんな風に関係性をもっていくか
- 影響資質群:人に影響を与えるときの方向性
- 動機資質群:それぞれの資質にもとづく欲求から言動がおきる
- 思考資質群:文字通り、頭の中で考えている方向性
そして私の結果を当てはめてみると、関係資質郡1(個別化)、思考資質郡4(着想、内省、学習欲、戦略性)である。
かなり思考資質郡に偏っているし、人との関係なんてどうだっていいし、人に影響を与える気もなければ、自分の行動に動機は特に無い。
私の行動原理が如実に表れているだろう。
動機資質が弱いから私は何をやるにしても気分が重要だし、気分でしか動けないんだ。人間関係もあんまり気にしてないからふわふわ軽く生きているように見られる。人への影響とか本当にどうでもいいし、人からもあんまり影響受けないと思う。ただただ考えていれば楽しいんだ。
ブログで1つの内容の記事を延々と書いていられるのも思考プロセスが楽しくて、結果的にいつまでもそれについて語っていられるし、次々と調べてみたい項目が浮かんでくる。
村上春樹もそう言っている。走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫) p.180
僕は書きながらものを考える。考えたことを文章にするのではなく、文章を作りながらものを考える。書くという作業を通して思考を形成していく。書き直すことによって、思索を深めていく
次に私は自分の「弱み」を推測してみた。中途半端だが、6つ挙がった。
- 規律性:着実に予定をこなす
- 社交性:初対面の人に興味を持ち、好印象を与える
- 責任感:やり遂げる力、信頼感
- 調和性:争いを避け、共通点を見出す
- 包含:寛容性、「もっと輪を広げよう」という考え
- 未来志向:未来を見つめて色々なことを空想する
自分で悩んで挙げてみたけど、どうなのだろう。
もしこれらが弱点だとすると、これから弱点を使わなければいけないようになったとき、なにかで代用していくという対策は考えられるが、今はあまり必要としないなあ・・・。そう軽視するところがやはり弱点か?
いや、規律性と責任感の無さは、最後までやり遂げられないことを意味するので相当問題だなこりゃ。ないと思ってるだけであるかも知れないが。
ちなみに34のフルレポートを知りたければ、
34全ての強みの順位が分かる「フルレポート」を入手する - 【ストレングスファインダー】あなたが持つ34の「強み」の順位を知り、成功する!
ここを見れば良いが、$89もかかるのかよ!クソッ欲しいっ!
フルレポートはいつかお金に余裕できたときにでもやるかも知れない。でもどうだろう、上位5つで充分かも知れない。
本書の内容
診断テストばかりだったが、本書のほうも面白い。
資質に関する詳細な説明はもちろんだが、第5章「疑問を解く」の各節は特に面白い。こればっかりは本書を読んで感じてくれ。目次は
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう - マーカス・バッキンガム,ドナルド・O・クリフトン,田口俊樹|日本経済新聞出版社
最後に
ちなみに上位5の資質が同じ人間は、順位を気にせず34から5つ選びとる組み合わせの計算で約27万人に1人しかいない。資質に偏りがあるなら確率も増減するが。「さぁ、才能に目覚めよう」の中で最も多い才能はどれだろう
もし私と5つ同じ人がいれば教えて欲しい。
あと、規律性を持った人間も興味深い。