アダムス的パグズライフ

udomoriがアダムス的日常をパグズライフする。

猛烈な不安に襲われるので、自分探し、そしてあけおめ

 休学を始めてからというもの、不意に自分の現状を認識したとき、猛烈な不安に襲われている。この猛烈な不安に襲われるたび無駄なことを考える。例えば、「就職したほうがいいのではないか」、「このままいけば今の生活さえ脅かされるのではないか」と言った具合である。時間も気力も消費してしまう。ヒステリーを起こし、数日の間ずっと不安で将来を憂うことになる。

 それもそのはず、まだ私は「成果」を出していないからである。成果を出していないどころか充分に努力しているとは言い難い。どう考えても不安の塊である。

 この大きな不安は自分が道を大きく踏み外していることへの警告であろうと思う。

 それを根本的に解消するためには、ある程度の純資産を貯めてなければならない。それは貯金、信用、自分の成果、もしくは正社員になることだ。

 しかし私は安定を失うことを知りながら、1人でやってみたいんだという決意を表明し、行動に移している。

 その経緯についていくつか理由を述べておく。

 まず初めに、私は今の研究室を辞めたいと思ったからだ。今の研究室での研究は、「自分にとって」あまり意義を感じられないものだった。これは他人のせいではなく、間違いなく私に責任がある。私は今まで根本的に選択を間違い続けていたのである。研究室の選択もそうだが、大学院に入学したこと、ひいては大学に入学したこと自体が既に間違いだったのではないかとさえ思う。そして結局、研究自体も途中で放り投げたせいで関係者に多大な迷惑をかけた。こういうのはもう何度目かわからないぐらい経験した。そんなダメな自分を理解していたが、今回の顛末でようやく「私は他人と仕事できない」事を受け入れざるを得なかった。まだ「自分の感じる意義次第」とか「仕事に依る」という希望は残っているが、再び失敗への道へと通じているかも知れないので今はあまり考えないようにしよう。お互い支え合い苦楽を共にする仲間には憧れるが、私にはとても合わない代物なのだ。

 次に、就職したいと思う会社がないことだ。「ONE PIECE」でいうところのエドワード・ニューゲート(白ひげ)みたいな親分がどこにいるのかわからないし、いたとしても私は忠実で有能な部下ポートガス・D・エースにはなれないであろう。ポジティブに言えば、私はおそらく独立心が旺盛なのだと思う。それに「途中参加」はあまり好きではない。できれば初期メンバーになりたいと思う。じゃなきゃその会社のことを自分の所属だとは到底思えないだろう。

 3つ目に、私は就職せずとも自分のアイデアと行動力でなんとかやっていけるのではないかと思うからだ。これはまだ認められていないのに自分でそう思っているだけなので公言するのは恥ずかしいが、そんな期待だけはある。激しい不安の度にその期待はあっけなく崩れ落ちるのだが、面白いアイデアが浮かぶとすぐ調子に乗ってしまう。まだそれが良いアイデアかどうかも証明されてないにも関わらず。しかしようやく危機感は抱けるようになり(多分)、就職しないならば「もうまじでやるしかない」状況を認識し始めているはずだ。うん、わかってる。遅いよね。

 えー、以上の自分探しによって得られた結論は

  • 他人も自分も信じられないので、他人の期待を裏切って自己嫌悪に陥る前に、それを認めて独立しよう。
  • 遅かれ早かれ、いつか同じ状態になるのはわかりきっているので、今からやろう。

 つまり根本的に私はそういう人間なので、もうやるしかない。やばい。